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VIDEO-ITを取り巻く市場と技術

2007年9月12日掲載

第9回 IBC 2007現地レポート

 

■その3

・ブース番号:2.249 Optibase
URL:http://www.optibase.com/

イスラエルのMPEG関連製品の開発会社。当初はPCIバス対応のMPEG-2エンコーダやデコーダが主体でしたが、最近はIPTV/IPケーブルテレビ用のリアルタイムエンコーダに力を入れています。また、企業向け映像ソリューション提供も進めているそうです。

 Optibaseのブース

写真18:ブース全体の様子。ホールの入り口の一番良いスポットに大きくブースを構えていた。

新製品は以下の2つ。

 MGW HD

写真19:MGW HD。H.264 (HD)解像度エンコーダ。比較的良い画質。

 

 EZ TV

写真20:ソフトウェアデコードソリューション『EZ TV』

『EZ TV』はアメリカの大手証券会社などに売れているそうです。各ニュースチャンネルを館内に配信して、多チャンネルを同時に一つの画面で再生します。 緊急情報などは、サーバ側の操作でPC画面上の映像の差し替えが可能。

・ブース番号:8.529 Playbox Technology Ltd
URL:http://www.playbox.tv

小規模放送局向けの自動送出システムを展開するブルガリアの会社。英国に営業統括子会社を持つ。PCサーバを使った低価格送出サーバソフトメーカーとして活躍しており、全世界で4,000チャンネル以上のオンエアに使われている実績を持つ企業です。IBEは、PlayBoxの日本販売代理店です。

Playbox社のブースの様子
写真21:ブースの様子。常に多くの人でにぎわっていて、ゆっくり話を聞くことができないくらい。

同社は総勢25名が参加という大所帯でLefterov社長が先頭に立って接客をしていました。

基幹商品であるAirBoxは、H.264(SD)の送出に対応した新バージョンのVer.4が出荷されたそうです。これは番組ファイルがMPEG-2であっても、内蔵したソフトウェアエンコーダでリアルタイムにH.264にエンコードして送出するというもの。現時点での対応はSDのみ。このほかには番組表を作成しCM挿入位置を決めるためのソフトウェアTrafficBoxが展示されていました。

hr

RAI会場周辺の街並み
写真22:RAI会場周辺の街並み。

「H.264エンコーダの動向」へつづく

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(コラム記事/ (株)アイ・ビー・イー 先端システム研究所)

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