2007年12月6日掲載
第18回 著作権保護からセキュリティ用途まで〜電子透かしのご紹介
- 「透かし技術の活用事例と世界的な標準化に向けて」
コラム執筆:株式会社メディアグリッド 岡村一寛
執筆者のプロフィール
インターネット上のバイラル・マーケティング
近年ではweb素材の画像データだけでなく、バナーやコミュニケーションツールの素材に対しても電子透かしを処理する企業も出始めました。電子透かしサービスの1つとして、インターネット上のサイトをトレーシング(監視チェック)するサービスがあります。
通常は不正コンテンツの摘発の補助的要素で運用され、利用されている機能です。このサービスを転用し、意図的に配布された透かし入りコンテンツが、インターネット上でどのように流布しているか、また、その効果の検証を行う意味で、ネット・トレーサビリティの機能が活用され始めました。
日本でもブログを始めとするネットワークコミュニティの中で、バイラル・マーケティングが広告効果としても重要視されつつあります。パーソナル・メディアの効果が高まっている状況で、セキュリティ用途のみの利用では無い新しい技術転用が始まっています。
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図6:インターネット上のバイラル・マーケティング |
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(コラム記事/メディアグリッド 岡村一寛)

